産む選択と産まない選択

キャリア女性が子供を産む、産まないの選択を早い時期から考えている人が多くなっているといいます。
ニュースの特集で25歳の保育士をしている女性が、結婚を目前に“産まない選択”をし、相手の男性もそれを快諾したと言います。

保育士という職業柄、子供が好きなはずなのに、自分の子供を持ちたいとは思わないのかなと素朴な疑問を持ったのですが、それは逆で子供が好きだから、保育の現場で、また子供達の親の言動から、今の世の中の状態では、とても安心して子供が産めないと判断したからだと言います。

確かに子供にかかる費用は、年々ふくれあがっているように思えます。一人豪華主義というように、子供を一人作って、その子には、英才教育や習い事をはじめ最高の教育を、高級品を身につけ、海外旅行に行き、最高の思い出をということで、贅沢な生活をさせる親御さんが増えているようです。
しかし、そういう生活ができるのも一握りの階層の人達で、普通は、一人の子供を育てるのにも四苦八苦しているのが現状です。

子供が欲しいのに産めないという現実、産むための体制作りをしているうちに、適齢期を過ぎて産めなくなったという人もいます。
産む選択をするタイミング、どんな状況なら産んでも育てていけるか、そんなことを真剣に考える人達が増えたこともまた少子化に拍車をかけているといえます。

しかし、真剣に子供を産むこと、産まないことを考える人達が増えることは、決して悪いことじゃないと思います。真剣に考えることで、今の行政に何を求めるのか、会社に何を求めるのか、自分たちに何が足りないのかが見えて来ます。
そして、それを解決するために一人でも多くの人が立ち上がっていくことが大切で、それがやがて大きな力となって行政を動かす、会社を動かす、そして、自分たちの生活観を変えることができるのだと信じます。