不妊症の治療について

不妊症の治療は、体力的にも精神的にもきつく、また根気よく続けて行かなくてはいけない治療です。

主なものとして、以下のようなものがあげられます。

【排卵誘発法】
・クロミッド...最も一般的な排卵誘発剤で月経開始後5日目より5日間服用します。(1日1~3錠)
・HMG-HCG療法...強力な排卵誘発作用があります。

【卵管不妊の手術的治療】
・顕微鏡的手術...顕微鏡を用いた手術で卵管の癒着剥離や吻合を行います。
・卵管鏡下卵管形成術...カテーテルで卵管閉塞を治療します。

【AIH(人工受精)】
精液を子宮腔内に注入する方法で、精子の濃縮も行えます。

【体外受精(IVF-ET)】
卵巣から卵子を採取し、精子と受精させ、2~5日間培養して分割した卵を子宮に戻す方法。
卵管の通過性が悪い人などに有効で、妊娠率は25~30%程度です。
最近では受精卵を5日間培養し、杯盤胞にまでして戻す方法もあります。

【GIFT】
卵巣から卵子を採取し、精子と卵管の中に戻す方法。

【顕微受精(ICSI)】
精液所見不良の場合に精子1匹を直接卵子に注入し、受精させる方法です。

こうして並べてみただけでも、経験のない自分には想像しづらいものばかりですが、どうしても子供が欲しいと思っているにとっては、どんなに苦しくても辛くても望みを繋ぐ最後の手段と言えます。

これらの治療の他に最も大切なのは、メンタルケアだと言われています。
長期にわたっての治療ということと、デリケートな部分の問題であるために治療方針や将来設計に不安をもつ人が多く、また周囲の心ない一言で深く傷つくこともあります。
心と体のバランスを保つこと、また保てるような治療体制を望みたいものです。