快適マタニティライフ

産院選びのポイント

妊娠したかも?って思ったとき、最近では、妊娠検査薬で自分で簡単に調べることができますが、やはりちゃんとした産婦人科病院で見てもらいましょう。
産院選びのときは、まずは近所の経験者に聞いたり、口コミがいいと思うのですが、今は、インターネットも普及していて、自分で納得がいくまで探してみるのもいいと思います。

では、その選ぶポイントとしては、個々に基準が違うと思いますが、これだけは、抑えておきたいポイントを以下に挙げてみました。

【医師とのコミュニケーションがうまくとれるかどうか】
やはり何と言っても医師とのコミュニケーションが十分に取れるかどうかということです。
初産婦の場合は、すべてが初めてのことで、体の少しの変調も気になります。そんな時には、やはり医師と納得の行く会話が出来ないところでは不安が残ります。
検診で診察に行っても、聞きたいことが聞きづらい雰囲気であったり、時間がなかったりするところもあります。

【親切な助産婦がいるかどうか】
出産というと医師の技術や設備が頼りと思いがちですが、実際の出産までに欠かせない存在が助産婦です。定期的に行く妊婦検診の際に、いろいろと相談に乗ってくれます。親切で的確なアドバイスをくれる助産婦さんがいると心強いものです。

【出産法、母乳の考え方はどうか】
出産法や母乳での育て方にこだわる場合、施設や医師によって考え方が違うので、こだわる場合には確認しておくことです。母子同室が可能かどうかも聞いておくと良いでしょう。

【自宅からの交通の便利さと連携施設があること】
自宅からの距離が近いに越したことはないと思いますが、実際には陣痛が始まってから生まれるまでは、10時間以上かかることが普通です。距離というよりも、自宅から施設までの交通の便を気にするほうが良いでしょう。また、診療所などの場合は、対応できないケースで搬送される病院が近くにあるかどうかなども確認しておくと良いでしょう。

【その他(食事・母親教室・エステ) 】
病院などで施設が大きいと、食事はどうしても一括で作るので産科以外の入院患者と同じになってしまいますが、診療所などでは、シェフを雇って特色を出すなど美味しいと評判 の医院も増えています。退院前にフレンチのフルコースを出すところもあります。母親教室なども開催して、沐浴の仕方や授乳の仕方などを実施したり、エステなどをサービスしている場合もあります。

産院のそれぞれの特色もありますし、少子化社会を反映して産院も減少していると言います。これらのポイントをしっかり抑えた上で、自分に合った安心してお産のできる場所を探してくださいね。

出産方法のあれこれ

出産と一言で言っても、その方法は、様々です。

■自然分娩(普通分娩)■
自然に陣痛が始まって、お産を進める一般的な方法です。
会陰切開や、特別な場合に陣痛促進のためホルモン剤を投与する場合もあります。

■ラマーズ法■
「ヒッヒッフー」の呼吸法で知られるお産の方法で、陣痛の際にこの呼吸法で痛みから気をそらします。
母親学級などでこのラマーズ法の講習があります。

■ソフロロジー法■
ヨガや座禅を取り入れたイメージトレーニングをします。
妊娠中からこのイメージトレーニングと呼吸法を行なうことで、陣痛の痛みも出産も怖いものではなく、喜びに満ちたものだと考え、リラックスした状態で分娩を乗り切ろうとするものです。

■アクティブバース■
特に決まった呼吸法や姿勢などがなく、陣痛やいきむとき、自分が最も楽な姿勢をとる方法。
主に助産院で行われています。水中出産などもアクティブバースの一つです。

■座位分娩■
座位分娩は通常の仰向きになって両足を開くという一般的な分娩と違い、座位分娩専用の分娩台に座り、上体を起こしたまましゃがむような姿勢での出産となります。
上体を起こしているといきみやすい、赤ちゃんが下りやすくなるなどのがメリットがあるようです。
設備がない病院ではできないことがあるため、事前に出来るところを調べておきましょう。

■LDR■
LDRのL(Labor)は陣痛、D(Delivery)は出産、R(Recovery)は出産後の体の回復。
これらを同じ部屋で全て行うことをLDR法といいます。
陣痛・出産・出産後といちいち部屋の移動をしなくてすむ出産方法です。
ただし、分娩台としても利用できる専用ベッドを使うため、設備のある産院でないと出来ません。

■立会い出産■
ご主人が一緒に分娩室に入り、出産に立ち会います。
もしも立ち会い出産を希望するのなら、ご主人にも母親学級に参加してもらったり、出産に関するビデオや本、検診にも何度か一緒に来てもらい、ある程度の出産の知識を身に付けてもらいましょう。

立会いはするけどそれ以外はノータッチ・・・では、せっかくのお産もだいなしになりかねません。
夫婦の愛情や信頼関係が深まるというメリットがあるとされている立会い出産です。出産はご主人の協力無しでは、乗り切れませんからね。

特別な場合の出産方法としては、

■吸引分娩、鉗子分娩■
分娩が長引いたり、赤ちゃんの首にへその緒が絡まっている、胎児の心音が弱まったときなど、緊急を要する場合に器具を使用し胎児を引き出す分娩方法です。
吸引分娩は、赤ちゃんの頭に吸引カップを密着させて、いきみにあわせて吸引力によって引っ張り出します。
鉗子分娩は、鉗子(2本で一対の大きなスプーンのようなもの)を使います。
腟の中に鉗子を挿入して、赤ちゃんの頭を両方からはさんで引き出します。

■計画分娩■
前もって出産日を決めておき、陣痛促進剤を使ったり、帝王切開などで出産する方法です。

■無痛分娩■
麻酔を使用して出産時の痛みを取り除く出産方法です。

■帝王切開■
経腟分娩が無理と判断された場合に麻酔を使っておなかを切り、赤ちゃんを取り出す分娩方法です。

出産方法もこうして見ていくと、緊急事態の場合も含めて、本当にたくさんの方法があります。
自分が望む自然分娩の方法を探して、そのときのために情報を集めておくといいでしょう。

妊娠初期の過ごし方

妊娠がわかった段階くらいから、つわりが始まります。
つわりが来て、妊娠に気づく人も...私もそうでした(笑)

でも、つわりがまったくない、という幸せな人もいますが、これはやはり個人差があります。
典型的な、食べられずに吐くというつわりもあれば、ただ眠い、イライラする、感情的になる、あるいは、もともとあった持病のようなものが出てくることもあります。

つわりのときは、辛いもの。仕事はどうにか調整をつけて休めるものなら、休んだほうがいいのですが、この頃は、職場に妊娠を知らせていない人が多いので、逆に妊娠を悟られず、気を使うことで、よけい具合が悪くなってしまう人もいるかもしれません。

私の場合は、仕事をしていたから、つわりだけに気持ちが集中しないでいられたので、軽く感じられたのかもしれません。
逆に2人目を妊娠した時には、いったん、仕事を辞めていたので、つわりもひどく、全く食事が食べられず、グレープフルーツとトマトだけで過ごしていた時期がありました。

つわりというのは、子どもができたということに対して、からだが反応していることで、つらい時期なのですが、気持ち的にも不安定になりやすく、周囲の理解もとても必要だと思います。
つわりの時期は、人によって違います。
普通、4ケ月に入るとつわりは治まると言われていますが、これは気やすめのようなもので、長い人は、産むまで続くという人もいます。

つわりの間は、食べられるものを、食べられるだけ、食べたいときに食べる。
この時期、栄養のことを考えて無理に食べる必要はありません。まず食べられないですね(笑)
胎児はほんの小さな存在ですから、それほど栄養を必要とする時期ではありませんし、母親がもし、やせてしまったとしても、問題はありません。
おなかがすくと気分が悪くなるという人は、職場にちょっとした食べ物を持参して、こっそり食べるといいかも。

いつ職場に報告するかは大きな問題です。
職場の状況や、流産の経験のある人は、安定期になるまで報告したくないということもあるかもしれません。
ただ、妊娠によって制度を活用できたり、職場でも配慮してもらえたりするので、個人的には早めに報告した方がいいと思います。

仕事上のことで迷惑をかけないためにも上司にだけは、遅くても妊娠3ヶ月くらいまでには報告したいものです。
報告する内容として、以下の項目について自分の考えをまとめてからするとよいでしょう。

①出産予定日
②仕事を続けるか辞めるつもりか、辞めるとしたらいつ頃か
③育児休業の取るかどうか、取るとしたらどれくらいの期間取るか

会社の意向もあると思いますが、今は、子供ができたらすぐ退職勧告をされるような会社は少ないと思います。この妊娠初期の頃は、体調の変化とともに気持ちの変化の大きい時です。

いろいろな不安を抱えることもありますが、「子供か、仕事か」というように決して結論を焦らないで欲しいと思います。
いざという時は、辞めることは、いつでもできますし、実際に子育てと仕事を両立している女性は、たくさんいるということを忘れずに迷ったら、まずは先輩ワーキングマザーに相談しながら、自分の気持ちに正直になって、ゆっくり考えてくださいね。

妊娠中期と仕事のセーブ

やっとつわりが治まって、今までの体のトラブルなどもなくなってきて、快適な妊娠生活を送れる「安定期」といわれる5~7ケ月。
胎動も始まり、ママになった実感と幸せを感じられる時でもあります。

そのかわり、おなかの大きさも目立ってきて、体重も増加するので、体型の変化に伴う腰痛や、貧血、むくみ、お腹の張りなど体のトラブルが始まってきます。
自由に動けるこの時期に、出産準備を本格的に用意し始めましょう。

おなかが張る場合には、横になるか、椅子に楽に座って、リラックスが必要です。
つわりのように自分の調子が悪いというわけでもないのに、おなかだけが張ることがあるかもしれません。こんな時こそ、少し仕事もペースダウンを心がけましょう。
これは、おなかの中の赤ちゃんが、母の仕事のリズムについていけずに、「もっとペースダウンしてくれ~」と信号を送っているのです。
ママのストレスにおなかの赤ちゃんが敏感に反応しているのです。

あまり張るようなら、仕事を休んで安静にしましょう。このときは、「今、一番自分にとって何が大切か。どうしたら、一番リスクを負わずにすむか」を考えて下さい。
早産で、早く生まれたら、危険な状態になる可能性もあり、リスクは大きいです。未熟児、あるいは1000g以下の超未熟児で生まれれば、長期間に渡って保育器に入っていなければなりません。その間、母のからだは回復しても、子どもの病院へ毎日通うことになりますので、とにかく、心配や不安も大きいし、大変です。

それを考えたら、今、仕事を1週間休んでも、あとでいくらでとも取り返せます。
病院に行くと、張り止めの薬をくれるので、一時的におさまりますが、基本的には安静が一番です。自分の体を優先して思いきって、休暇をとりましょう。

仕事をセーブをするのも仕事のうちです。会社は、お母さんも赤ちゃんも守ってはくれませんよ!

妊娠後期の過ごし方

妊娠後期を迎え、いよいよ出産も間近です。
ベビー用品などの準備を整えたら、部屋にも赤ちゃんのスペースを確保し、我が家に新しい家族を受け入れる準備をします。
切迫早産などに注意するとともに、出産に備えての呼吸法の練習や入院準備を整え、いつ陣痛が始まっても良い状態にしておきましょう。

産休が迫る時期になると、仕事の整理や申し送りなど、休む間のことが気になります。早めから準備をしたいものです。この頃、産休、育休が明けてからの育児の準備もしなければなりません。
また、保育園を回ったり、役所の福祉課に出向いて、相談や情報集めもしておきましょう。

さて、産休に入る頃から、どうも頭の回転が悪くなったと感じる人も多いものです。
それって、お産をするために、頭の血液がからだの必要な部分に回っているのかもしれないし、女として本能的にからだがお産の準備をしているから、いらない機能を閉じようとしているんだと思います。だから、とてもいい状態なのです。心配しなくてもOKです!

この時期の気がかりは、お腹が張ることも増えて早産にならないかが気がかりになってきます。
今までにないような強い下腹部痛や腰痛が走ったり、周期的に痛みがあるようなときは危険サインと思って、安静にしてもおさまらないようなら、特に早めに診察を受けましょう。

さらに、妊娠初期と臨月のころは、おりものがふえるものですが、妊娠中期~後期におりものが多い、かゆみがあるという場合は感染症を起こし、早産の引き金になることもあります。
そのうえ、おりものに血がまじっている場合は要注意です。

ちょっとした体の変化も見逃してはいけないのがこの時期です。もうすぐママになるための心と体の準備は、万全にしておきたいものですね。