シックハウス対策について

家を建てるとき、リフォームするとき、引越をするとき、気になるのが、子供たちだけでなく、大人も気をつけなければいけないのがアレルギーや化学物質過敏症の原因とも言われているシックハウスです。

新築やリフォームした住宅に入居した人が目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がする、など症状を訴える「シックハウス症候群」が問題になっています。
建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物が原因の1つと考えられており、化学物質の濃度の高い空間に長期間暮らしていると健康に有害な影響が出るおそれがあります。

まめな換気と通気性を私達自身が日々、意識しなければなりませんが、最近の機密性の高い住宅ゆえの問題でもあると思います。

ホルムアルデヒドなど原因と対策がはっきりしているものに関しては、国が定めた建築基準法にある対策は整ってきましたが、ホルムアルデヒド以外の物質については、ここ1、2年で、どの材料からどのように出てくるか、どう対策をとったらいいのかなどがわかってきました。

それに対して材料メーカーが対応できるようになったのもごく最近のことです。すべての建築業者にそれが完璧に遂行されているかどうかは国の規制や業界の自主規制はあるものの、私達の個人レベルでは調べることもままなりませんから、やはり疑問が残ります。

では、シックハウスの被害者にならないためには、どうしたらいいでしょうか?
ひとつには、自宅を新築、リフォームすることになったとき、住宅業界のシックハウス対策のシステムをきちんと把握している住宅メーカーや工務店を選ぶことです。

また、『住宅性能表示制度』といって住宅会社と家を建てる側の間に立つ、第三者的な専門機関にシックハウス対策やそれ以外の安全面、耐久性などの対策がちゃんととられているかどうかの判断をしてもらうことです。この住宅の性能評価・検査を行う制度は、国土交通省が2000年から導入し、新築戸建て住宅については20項目、共同住宅は30項目に表示項目を決めています。

シックハウス対策の評価としては、ホルムアルデヒドの発生源のひとつである木質建材の使用状況や、換気設備を評価しています。

家を建ててからのシックハウス対策としては、ホルムアルデヒド以外のトルエン、キシレンといった化学物質は換気をすることでどんどん抜けていくので、通気、換気をよくしてください。
特に気温が高くなると揮発する量も増えますから、最初のひと夏は、こまめに窓開け換気をすることで、だいたい半年で揮発量が低下します。

シックハウス対策は、まず私たちが積極的に対策法を探って自分でできることを自分で実行することが大切です。また自分の手に負えない部分は、「シックハウス対策をとりたい」ということを、住宅会社や国に対して意思表示をすることが大切ですね。