ワーキングマザーにとっての「夫の役割」

「家事や育児を妻任せにしていませんか?」そう聞かれて、ドキッとする男性は多いと思います。
ここ数年、少子化問題で夫の役割が注目されています。それは、家事、育児が妻に集中しすぎていることが影響していると指摘されているのです。

「子供が欲しい」と考えていた夫婦のうち、夫の休日の育児・家事時間が増えた夫婦は、減った夫婦より子供が多く生まれているというの厚生労働省の調査もあります。

実際はというと、6歳未満の子供がいる夫婦の育児・家事の平均時間は、平日だと共働き世帯、妻が専業主婦の世帯とともに、夫の育児・家事時間は、あまり変わらず1時間に満たないというデータがあります。
さらに日曜日ですら共働き世帯で3時間余り、妻が専業主婦世帯で4時間あまりに増えるものの、妻に家事・育児を大きく依存していることがわかります。

外国では、5歳未満の子供がいる夫の育児・家事時間は、平日と休日合わせた平均でアメリカが2時間36分、イギリスが3時間12分、スウェーデンが3時間42分、日本は、1時間40分なので、かなり低水準と言えますね。

なぜ、夫の育児・家事の時間が少ないのでしょうか?
理由の1つに「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という分業意識が強いことが上げられます。
日本では、こうした分業に賛成が57%、反対が38%で、フランスでは71%、スウェーデンでは91%が反対と答えています。こうした点からも日本の分業意識が根強いことがわかります。

もう1つは、男性の働き方です。
30代の男性の4人に1人が週60時間以上働いていて、その分、育児・家事をする時間は減ることになります。スウェーデンでは、男女とも約7割が午後6事故路には帰宅し、フランスでは男性の半数が午後7時頃までには帰宅するといいます。日本では、男性の6割超が午後8時以降の帰宅で午後10時以降の帰宅組も3割近くあります。

夫の育児休暇取得もきわめて低く、その理由としては「自分以外に育児をする人がいた」「業務が繁忙」「職場に迷惑をかける」「筧が苦しくなる」「マイナス評価につながる」「どのような評価につながるか不明確である」といった職場に対する遠慮や査定に影響するのでは?という不安が低率の背景にありそうです。

これは、企業の体制づくりや配慮がまだまだ足りないせいだと感じますし、行政ぐるみで、これから是非、意識改革をしてもらいたいと思います。育児は、子供が笑っている間だけが育児ではないですし、泣いたり、怒ったり、調子が悪かったり、そんな人間としての営みすべてを含めて子育てですから、泣き出すと、とたんに育児放棄するパパがいますが、それはルール違反です。

子供を2人で慈しみ、育てていく責任は、親として、どんな理由をあげても太刀打ちできないほど、大切で重いものだと思います。