職場復帰と再就職について

育児と再就職について(仕事を探す前に)

子供が無事生まれて、そろそろ子育てにも慣れて来たら、働きたい!と思う人も多いと思います。
育児休暇をもらっている人はともかくも、これから子供をどこかへ預けて仕事を探そうと思っている人は、その前にちょっと考えて欲しいと思うことがいくつかあります。

1.何のために仕事をするのか
2.どんな仕事がしたいのか
3.どんな働き方をするのか
4.1日何時間、働くのか
5.何時から何時まで働くのか
6.家族の協力は得られるか

まずは、これだけのことをざっと考えてみて欲しいと思います。
そうすれば、今、自分が何をしたいのか、何をするべきなのか、できるのかが見えてくるはずです。

ただ、やみくもに仕事を探してみたところで、ママになる前の自分とママになってからの自分の生活には、格段の差がありますよね。
自分中心、大人中心の1日から子供中心の1日になって、慣れるまでは、子育てに追われて、自分が1日何をやっているのかわからないなんていうこともしばしばだと思います。そんな時間的にも気持ち的にも余裕のないうちは、とても仕事などは無理ですよね。

自分のやりたいことと、できることにギャップがある場合は、資格取得にチャレンジしたり、必要なスキルを取得するための勉強をしてから...ということも必要だと思います。
慌てて就職しても、自分の本当にやりたいことでなかったら、忙しい時間を割いてする価値が見いだせなかったり、ほとほと疲れてしまうことが多いんじゃないかなと思います。
好きな仕事だからこそ、少々しんどくてもやり遂げられるのではないでしょうか。

まずは、“自分を知る”ことから始めましょう。きっと、あなたを必要としてくれる職場はありますよ♪

主婦にとってのワークスタイル

今は、働き方という点では、正社員かパートかのどちらかを選ぶというのではなく、そのライフスタイルによってワークスタイルを選べる時代になりました。

雇用形態も最近では正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなどと様々な働き方が増えてきました。
それぞれ簡単にその形態をお話します。

■正社員
企業と直接雇用契約を結んで、雇用期限に定めがなく、定年まで働くことも可能です。

■契約社員
企業と直接雇用契約を結んでいますが、契約期間を定めて働く雇用形態です。
1年など期間を区切って、契約を結んでいく雇用形態、期間は関係なく臨時職員として働く場合や定年後も引き続き勤める場合に嘱託として働く場合など【契約社員】と呼ばれています。

■派遣社員
企業と直接雇用契約を結んで働くのではなく、人材派遣会社に仲介して貰い、紹介された企業に一定期間就労する雇用形態のことをいいます。給料は人材派遣会社から頂く形になります。

■パート・アルバイト
労働時間が短い労働者の事を指します。
中でもパートタイムは、全国で雇用総数の4分の1を占めると言われています。

■SOHO
「Small Office Home Office」(スモールオフィス・ホームオフィス)」の略でインターネットを通じて自宅で業務委託された仕事を行うワークスタイルです。
自宅で行えるため、ママにとっては魅力的なワークスタイルではありますが、やはりトラブルもあるため仕事を見極めたり、見つけたりするのは全て自己責任ということになります。

いろいろなワークスタイルがありますが、やはり言えることは、“自分だけの武器”を持っている人が仕事や働き方を選べるのだと思います。

長引く不況で、正社員を雇用する企業が減り、派遣やパート社員でまかなう企業が多くなりました。どんな働き方をするせよ、雇用する側の目は厳しくなっていると言えます。
再就職を考える時には、やはり自分を売り込める何かがある方が有利ですね。

主婦の再就職(仕事の探し方)方法について

1. ハローワーク、パートバンク
女性を対象にしたレディス・ハローワークでは、求人票が豊富にファイルされていて、職業相談、紹介を行っています。また、すぐに働けない人のために登録制度があります。
今、どんな職種が求められているのか、今すぐ自分は役に立つのだろうかなんていうことを市場調査するのには、いい場所だと思います。

2. 新聞、求人情報誌
女性向きの求人誌、パート・アルバイト情報が豊富な求人誌が各種出ていますので、その中から自分にあった仕事を探してみましょう。その際、大切なのは、カタカナ名でどんな仕事かわからないなど、不明な点は必ず確認しておきましょう。

3. 求人広告
地域密着型なので、地域情報が満載。パートの求人が多いのも特徴と言えるでしょう。
しかし、中には求人広告を出し、応募した人に商品を売りつけるものもあるのでご注意を!
再就職を意識し始めたら、普段から求人広告に目を通すように心掛けると、危ない企業を見分けられるようになれるかも。

4. パソコン利用
インターネットで求人している企業をホームページであたってみるのもよいでしょう。人材派遣会社の中にはホームページで求人情報を検索できるところもあります。

また、パソコンを使って在宅で仕事をするSOHO(Small Office Home Office)という形態で仕事をする人も増えていますが、新しい形態ということで法律等の整備がされておらず、悪徳業者による賃金の未払などのトラブルも起きているようです。

5. クチコミ
一番原始的にみえますが、意外とあなどれないのがクチコミです。
結婚・出産前に勤めていた会社から声がかかったとか、知人の紹介で働き始めたという話はよく聞きます。仕事を探していること、働く時間等の希望を伝えておくと、思わぬところから仕事の話が来ることがあります。まずは発信してみましょう!

長引く不況で、主婦の再就職・転職の見通しは明るいとは言えませんが、1日も早く、自分だけの武器を身につけて、自分のやりたいことを実現してくださいね。

職場復帰のために必要なこと

働いているママは、育休中は、しばしの子供中心の生活になります。
天使のような寝顔に幸せをかみしめたり、泣いたりするわが子に戸惑ったりと、ママ業も本当に大変ですが、職場復帰する前にやっておかなければならないこともありますので、そのポイントを挙げていきたいと思います。

■生活のリズムを作る
仕事を持っているママが職場復帰をする時は、今までの生活に保育園に子供を預けるという時間が増えます。朝、決まった時間に子供を起こして朝食を食べさせ、保育園に送って行ってからの出社になりますし、帰りは、その逆をこなしていかなければなりません。毎日、同じ時間に同じ行動が取れるとも限りませんから、よけいに大変な面もあります。

その生活パターンに慣れるためにも、子供を起こして保育園まで連れて行く時間を逆算して、職場復帰前に生活リズムに慣れる練習しておきましょう!

■ママ以外の人にも預けられる準備をしよう
保育園に通い始めた1~2ヶ月は、子供がスムーズに離れてくれず、職場に遅刻してしまう事も考えられます。別れ際に泣かれたりすると、ママとしては、もう後ろ髪を思い切り引かれる思いで、何だか罪悪感を感じてしまったり、かなりつらいものです。

いきなり保育園へ行くでのではなく、慣らし程度にママ以外の人(おじいちゃん・あばあちゃん・一時保育施設など)に預けて、徐々に子供もママがいない環境に慣れるようにするといいと思います。

■職場にスムーズに戻れるように
職場には戻る前に現在どのような状況になっているか、知っておく必要があります。
自分がいた職場環境に変わったことはないかとか、職場復帰の日などを具体的に会社と相談することも必要です。

■予防接種・検診は、復帰前にできるだけ行っておきましょう!
検診・予防接種は役所から貰える資料を参考に月齢に合わせて行っておきましょう。
復帰後はなかなか休めませんので、事前にスケジュールを立ててしておくといいでしょう。

そして、何より無理は禁物です。
職場復帰をすると、ますます時間のやりくりに頭を痛めることになりますが、結局自分は自分なのですがら...あまり無理をせずに自分のペースで頑張りましょう。
なによりママはあなたしかいないのですから!

主婦にとってのキャリアアップ

職場復帰をするにも再就職するにも、やはり気持ちの切り替えとともにキャリアアップやスキルアップが大切になって来ます。
自分が休んでいる間にも新入社員が入ってきたり、職場の体制が変わったり、仕事内容も変わることがあります。

そんな時、今までと同じでは、やはり元いた職場に復帰することが難しくなってきます。ただ、どこに異動しても、どんな仕事にでも対応していけるスキルがあれば、それだけ重宝されるというものです。

妊娠や出産は、働くママにとって決してデメリットばかりではないと思います。
育児休暇中に何か自分のやってみたいことを探すのもいいですし、できることをさらにパワーアップすることもできますね。

確かに子育てと同時進行ですから、学校に通いながらじっくり勉強するというのも難しいかもしれませんが、資格取得は、通信教育という手もありますし、テレビやラジオ、最近ではインターネットを使った在宅学習もできますよ。

この時期、時間がない...と思いがちですが、「時間は自分で作るもの」と割り切って、育児や家事を上手に効率よくできるように考えてみてくださいね。
資格によっては優遇されて採用されたり、給料に直接結びつく事も多々あります。
働いている人も働いていない人もこれを機に自分自身のステップアップとして考えてみてはいかがでしょうか?

どんな資格がいいのか...これを考える時には、まずは自分の仕事に直接結びつきそうなものを選ぶのがいいと思います。
いくら勉強してもそれを使わなければ忘れてしまうし、スキルアップも望めません。人気のある資格、ない資格がありますが、自分にとって本当に必要な資格は何かを考えてみましょう。

また、その資格を直接活かせなくても面接時に自己PRポイントになる資格、重宝される資格があります。今まで経験した仕事にもう一度就きたいという人もプラスαとして資格を取っておくと再就職に有利となります。

在宅仕事と子育ての両立は難しい?

子供を持ち、育てていく中で、自分の意識の中で、様々な変化が生まれました。
まず、仕事を持つと家と会社の2つの顔を持つことになります。そうすると、必然的に頭を切り換える必要がありますよね。

私は、長女が生まれてから次女が生まれて再就職するまでの間、家でパソコンを使って仕事をしていましたが、小さな子供を抱えて在宅で仕事をするというのは、ほんと至難の業です。

会社であれば決まった時間から時間までで区切りを付けることができますが、家ではそうはいきません。子供が泣き出したら世話をし、おなかがすいたと言われれば用意し、遊んでとせがまれればイヤとは言えない。(笑)
当然、家事も気になるし、仕事にも期限がある...本当は、どちらかに専念して切り分けた方が絶対に効率がいいんですね。

最初は、どれもおろそかにしたくなくて、しゃかりきになって頑張ってましたけど、それもすぐに限界になってしまいます。どっちもほどほどにして、仕事は時代の流れとともにパソコンの性能や扱うプログラムもどんどん変化していましたから、それに乗り遅れないようにするのがやっとという感じでした。

ただ、確かに在宅仕事と子育ての両立は難しいですが、時間をやりくりするのは上手くなったと思います。また限られた時間の中で、子育ての合間を縫って仕事をしていたわけですが、子供も小さいながらもそれなりに理解を示してくれます。

ある時期から私がパソコンの前に座ると、一人遊びを始めたり、ぐずぐずと膝に上がってくることがなくなりました。別に仕事中に拒んだことも叱ったこともなかったと思うのですが、それは知らず知らずに親と子の暗黙の了解ができたのだと思います。

メリハリのある生活をすることよって、それなりに親も子も時間の使い方も見えてくるものだと思います。「今は仕事の時間、今は遊んでくれる時間」というふうに子供も自然に肌で学び取ってくれているのだと思いますね。

「子育て」で仕事との共通点を感じた

子育てがそこそこ一段落してから、全く違う業界・職種へと再就職をし、現在に至っているわけですが、仕事と子育ての共通点、そして子育てを経験していく中で変化してきた自分を感じることが多くあります。
子育てを経験したことで、物事を落ち着いて見ること、結論を急がないこと、人を観察することなどに長けてきた気がします。

「教え育てる」という行為は、元教師の私にとっては、我が子も同様に人の人生の一端を担うという意味では、この上ない喜びであり、やりがいのある仕事です。

人に何かを教えるのには、とても時間がかかりますし、何より忍耐力を要します。どこまで理解できたのか、どこでつまずいてしまったのかをちゃんと見極める必要あります。
わからなかったことがわかった時、今までできなかったことができた時の子供達の目の輝きは、今までの苦労を吹き飛ばしてしまうほどの大きな力となって返ってきます。

それは、大人の世界でも同じことで、パソコンの扱い方1つでも「これはマウスといいます」というレベルから教えなければいけない人、「このプログラミングは、こうして組み立てていけばいい」といったハイレベルなところから出発する人まで、実にさまざまです。

何度も何度も同じことを聞いてくる人、1度教えたら、あとは自分でコツコツ努力して覚える人、わからなくても聞けない人...ほんといろいろいます。
子供の場合と違って、大人には、厄介なプライドがあったりして、単に「教える」という行為をしようとしても、それなりに気を遣ったりします。

しかし、子育てで培われた辛抱強さと待つことの大切さは、仕事をしていても「人を育てる」ということと共通していると思います。我が子には自分のものさしを持って子育てをしてきましたが、大人の場合には、教えられる相手にもものさしがあることを忘れないようにしなければいけません。

相手のものさしのことも考えながら、プライドをできるだけ傷つけないよう配慮して、自分のものさしだけを基準にしないで「教え育てる」ことを実践することが大事だと思います。

人の個性は、人によって培われていくものだと思います。
それが子供であれ、大人であれ、人に教えることによって、自分も一緒に成長させてもらっているんだと言う感謝の気持ちをいつも持っていたいと思います。