「子育て」で仕事との共通点を感じた

子育てがそこそこ一段落してから、全く違う業界・職種へと再就職をし、現在に至っているわけですが、仕事と子育ての共通点、そして子育てを経験していく中で変化してきた自分を感じることが多くあります。
子育てを経験したことで、物事を落ち着いて見ること、結論を急がないこと、人を観察することなどに長けてきた気がします。

「教え育てる」という行為は、元教師の私にとっては、我が子も同様に人の人生の一端を担うという意味では、この上ない喜びであり、やりがいのある仕事です。

人に何かを教えるのには、とても時間がかかりますし、何より忍耐力を要します。どこまで理解できたのか、どこでつまずいてしまったのかをちゃんと見極める必要あります。
わからなかったことがわかった時、今までできなかったことができた時の子供達の目の輝きは、今までの苦労を吹き飛ばしてしまうほどの大きな力となって返ってきます。

それは、大人の世界でも同じことで、パソコンの扱い方1つでも「これはマウスといいます」というレベルから教えなければいけない人、「このプログラミングは、こうして組み立てていけばいい」といったハイレベルなところから出発する人まで、実にさまざまです。

何度も何度も同じことを聞いてくる人、1度教えたら、あとは自分でコツコツ努力して覚える人、わからなくても聞けない人...ほんといろいろいます。
子供の場合と違って、大人には、厄介なプライドがあったりして、単に「教える」という行為をしようとしても、それなりに気を遣ったりします。

しかし、子育てで培われた辛抱強さと待つことの大切さは、仕事をしていても「人を育てる」ということと共通していると思います。我が子には自分のものさしを持って子育てをしてきましたが、大人の場合には、教えられる相手にもものさしがあることを忘れないようにしなければいけません。

相手のものさしのことも考えながら、プライドをできるだけ傷つけないよう配慮して、自分のものさしだけを基準にしないで「教え育てる」ことを実践することが大事だと思います。

人の個性は、人によって培われていくものだと思います。
それが子供であれ、大人であれ、人に教えることによって、自分も一緒に成長させてもらっているんだと言う感謝の気持ちをいつも持っていたいと思います。