お産が危ないって!?

少子化に伴って、リスクが高く、仕事も激務という理由で産婦人科医や小児科医が減っているといいます。

つい先日、ショッキングな記事を新聞で見つけました。
それは、決められた昼間、医師が通ってくる時間帯に合わせて、赤ちゃんを産まされている妊婦さん達がいるという記事です。徳島県のある病院では「陣痛促進剤」を使った誘発分娩を始めて1年になるというのです。

人工的なお産と深刻な医師不足...小児科医の退職とともに始まったこの措置だそうですが、小児救急がある阿南市の病院まで1時間強の時間がかかり、いざという時に対応できないという現実も重くのしかかります。

小児科医が不在の病院は、ハイリスクの分娩が受けられず、産科も引き揚げの対象になるそうです。事故のリスクを覚悟で促進剤を使い続けることに疑問を感じ、心を痛める医師も多いといいます。

そもそも陣痛促進剤は、出産予定日を過ぎても生まれなかったり、弱い陣痛が続き、母子に負担がかかったりする場合に使われるもので、「危険な出産を減らせる有用な薬剤」であると評価が高いものです。
しかし、前述の例やスタッフが少ない夜間や休日の出産を避けるため使用される「計画出産(社会的適応)」も一般化しています。

「産む」という考え方から「産ませられる」といった考え方を余儀なくされるのは、やはり女性の立場では、悲しすぎます。できるだけ薬剤に頼らないで、自然な形で出産したいと願うのは、当然のことです。
命を生み出す、その瞬間を薬の力で操作される、そんな時代ももうすぐそこまで来ているのかと思うと、とても恐ろしいと感じます。