食育の推進と取り組み

食育の推進については、幅広い国民の参加と厚生労働省の健康づくり運動の推進等、文部科学省の食に関する学校教育の充実といった国をあげての取組みや各関係機関とも十分連携していくことが必要です。

たとえば、現在、農林水産省では、食育活動の推進を図るため、「にっぽん食育推進事業」を実施していて、今年は、この一環として、東京、神奈川、京都、大阪の4拠点で「食事バランスガイド」の普及啓発を図ることを目的として、車両広告や雑誌広告、各地域住民を対象としたイベント等を開催し、「食事バランスガイド」を知っていただくとともに、実際の食生活で実践するを目的としてキャンペーンが行われています。

このように全国、また地域で食生活指針など食に関する情報提供の強化やシンポジウムの開催、 体験活動の実施、 地産地消の推進といった多様な活動を総合的に展開しています。

こうした食育の推進によって、栄養バランスの改善と正しい食習慣の形成、食品や食材に対する正しい理解を深め、一人一人が食について考え、正しい判断ができる能力を養成し、人間の生きる力を向上させることが食育の最終目標となっています。
国や地域の食育や健康、教育施策などが相乗効果をなしてこそ、健康な食生活と食の安全と安心の個人と社会の両面から実現ができるのだと思います。

では、私達が取り組みたい食育として、「食生活指針」という食生活の改善に取り組むための目標を実践していくための「食育」、もう一つは、食の安全・安心に関する「食育」があげられます。
普段の何気なく送っている食生活ですが、病気や肥満など、何かのきっかけで、普段の食生活を振り返ってみたことがあると思います。

しかし、食生活を見直すと言っても、毎日、食べるものを1つ1つ栄養素を調べたり、何をどの程度食べればバランスが良いかなどと考えるのは、よほどの知識がある方以外は簡単ではありません。
「食生活指針」とは、誰もが食生活の改善に取り組みやすいよう配慮して作られた具体的な目標で、その内容には、食事を楽しむとともに、穀類、野菜・豆類、牛乳・乳製品をバランスよく摂り、脂肪や塩分及び飲酒を控えましょうという内容が中心になっています。

また、食べ物が安全であることは当たり前ですが、昨今、BSE問題が大きく取り上げられたこともあり、本来、安全であるはずの食べ物も私達自身の目で品質が良いもの、安全なものを安心して購入するため、店頭で表示や鮮度を確認することも大切ですし、過剰反応を起こさず、冷静な判断力を持つことが大切です。