育児にマニュアルなし!

子供も大きくなってくるにつれて、おしゃべりも上手になり、手先も器用になって、外の世界への興味が増します。また、保育園などでお友達が増えたり、公園でも知らない子供と遊ぶようになります。つまり行動範囲がグッと広がってきます。

子どもは、そうした関わり合いを通して、相手を尊重したり、意識したり、我慢したり、列を作って順番を守るといった人間関係のルールやマナーなどの社会性を学び始めます。

自分だけでなく、相手にも気持ちがあることに気づき、時には譲ったり譲ってもらったりしながら折り合いをつけていく、また、自分の欲求を、どのように表現すれば受け入れてもらえるのかなどを学んでいく時期です。
子ども同士の関わりが増えていくと、当然、ものの取り合いやぶつかり合う場面も出てきます。子どもたちの様子をよく見ていて、危険なことのない限りは、ぶつかり合う場面も見守っていきましょう。

子供にも子供の世界があります。必ずしも大人が間に入らなくても、子供達だけでうまくいく場合もあります。
確かに仲裁役としてのママの存在も大切なのですが、一番大切なのは、子どもがどうしたいのかということです。その気持ちに共感し、代弁したり、提案したり、お手本を見せてお友だちとの関わりをリードしてあげて、自信をつけさせてあげることも大切です。

感情的になって子供の言葉を聞かずに叱ってしまわず、まず子どもが自分の気持ちを言葉にできるようにゆったりした気持ちで聞いてあげましょう。
そして、言葉で自分の気持ちを伝えられることを子どもにわかるように繰り返して話してあげましょう。

人とぶつかり合うということは、とても貴重な経験です。それによって学ぶことは多いと思います。
子ども同士の状況をよく見て、子どもの気持ちを無視しないように対応しながら、良いことと悪いことの区別を、今から教えていきましょう。

子どもの行動には、すべて理由があります。どうしてそういう行動をとったのか、子どもの気持ちになって、まずは受け止め、共感することが大切です。
大人の常識、目線、感情で判断するのではなく、子どもの気持ちを理解することこそが、心を育てる第一歩です。

育児にマニュアルはありません。いくらたくさんの育児書を読んでも、参考にはなるけれど、それがそのまま自分の子供に当てはめることはできませんよね。
それが子供の個性であり、それをまずは認めてあげることから出発しなくては、本当の育児にはつながらないと思います。